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巻き肩が冷え性を引き起こす!?


次第に春の訪れを感じさせる陽気になってきました。しかし、まだまだ春になるまでは三寒四温といわれるように、急激に気温が下がったりもしますので、体調管理が難しい時季です。
冬の時季には手足の冷えに悩んでおられた方も多いにではないでしょうか。カイロなど色々な物を駆使して、冷えと戦っておられたかも知れません。しかし、冷え対策として暖かグッズの活用は有効ですが、根本的な「冷え」の解決にはなりません。今回のコラムでは冷えを引き起こす原因やチェック方法、解消法をご紹介します。


|自宅でできる巻き肩チェック
 
鏡など、ご自身の姿が映る所に立ってみてください。正面から鏡を見た時に「手の甲」が見えますか?
もしかすると左右差がある方もおられるかも知れませんが、通常は真っ直ぐに立った時、手の甲を正面から見る事はできません。
手の甲が見える方の肩は、横から見ると本来あるべき位置に肩がありません。
下の画像をご覧ください。肩の位置が前の方に出ているように見えます。このような状態を「巻き肩」と呼んでいます。


  
 
                                    
上から見ると写真のようになっています。






|巻き肩がなぜ冷え性になるのか

我々が呼吸をする時、横隔膜が膨らんだり萎んだりします。その際、人体最大の静脈である下大静脈に圧力が掛かり、血液循環を促進します。
そのため、横隔膜は「第三の心臓」とも言われています。
猫背や巻き肩になると肋骨の間が狭くなり、呼吸が浅くなります。そうすることで、横隔膜の動きも小さくなり、血液循環が悪くなり冷え性になりやすくなります。
猫背や巻き肩は、肩こりや腰痛だけでなく冷え性も引き起こす原因となるのです。
いつまでも自分らしく健康に生活し続けるためには、少しでも体にかかる負担(腰痛や冷え性など)を減らす必要があります。


|巻き肩を治すストレッチ

巻き肩を解消するためには、胸の筋肉の奥にある「小胸筋」のストレッチをすることお勧めします。



[やり方]
1.肘が肩と同じ位置になるように上げ、肘から先は壁や柱に着けます。
2.胸を開くつもりで壁に近い方の足を一歩前に出します。
※勢いを付けると肩を痛めてしまいますので、ゆっくりと行って下さい。


|まとめ

深呼吸をするだけでも、脚の静脈の流れが良くなるように、呼吸と血液循環には深い関係があります。
新型コロナウィルスの影響でリモートワークが増えてしまうと生活が不活発になり、気付かないうちに肩が内側(巻き肩)に入ってしまいます。
気分転換も兼ねて、胸を開く習慣を付け、正しい姿勢を心掛けましょう。