シニア健康情報

転倒予防になぜフットケアが必要なのか

|全身の骨の約27%が足の骨!?
 

皆さん、ご自身の身体にいくつ「骨」があるかご存知ですか?
大きいものは大腿骨(太ももの骨)で40cm以上のようなものもあり、小さいものは耳の中にある「あぶみ骨」というわずか3㎜程度のものまであります。
人間の骨は新生児の時が一番多く約350個で、成人になるにつれ、骨同士がくっ付いたりして、平均206個といわれています。





足の骨は片方で28個、両足で56個と全身の骨の約27%(1/4以上)が足に集中していることになります。
片方28個の骨がそれぞれスムーズに動かなければ、転倒したり、膝が痛くなったりする可能性もあります。








前回や前々回で、骨盤の歪み肩の高さの違いから身体のゆがみをチェックする方法をお伝えしましたが、足裏は唯一地面(床)との接点にあたりますので、建物で言う「基礎」になります。基礎がしっかりしていると建物が傾かず丈夫で長持ちします。
人の体も同様です。たくさんの骨をスムーズに動かし、体を支えながら元気に歩き続けるためには、土台である足をケアするが大切なのです。


 

|足のアーチ
 

足には3つの「アーチ」があります。よく知られている土踏まずは「内側タテアーチ」に該当します。
それ以外にも「外側タテアーチ」と「横アーチ」が存在します。
この3つのアーチがあることで、歩行中の着地時の衝撃を吸収し、次の蹴り出す動作へとスムーズに移行することができます。
人間は靴で足の骨を締め付けてしまっていますし、革靴などの硬い素材の物を履いていると尚更締め付けが強くなり、このアーチが崩れてしまう原因にもなります。
また、足の締め付けが冷えや浮腫みにつながる可能性もあります。
自分の足で長く歩き続けるためにも、アーチを保つことが重要です。





 

|セルフフットケアのやり方
 



ご自宅でできるフットケアの方法をご紹介します。フットケアを行うと転倒予防につながる正しい土台づくりだけでなく、質の良い睡眠にも効果的です。
お風呂あがりなど、身体が温まっている時に行い足をリラックスさせましょう。

【やり方】
 1.足の指の間に手指を入れて足指の間隔を広げる。
  (余裕が出てきたら足指の付け根を反らしたり曲げたりする)
 2.足指の付け根あたりを手の親指と人差し指で挟み、上下に動かす。
 3.足裏をしっかりとマッサージする。

一度片方だけ行ってみて、立って足踏みをしてみてください。やった方の足裏全体が床に貼りついているような感覚になると思います。また、足先も温かくなっているのを感じる方も多いと思います。





|まとめ

新型コロナウィルスの影響でリモートワークも増え、自宅で座っている時間が増えている方も多いかと思います。一日の歩数も極端に減少している中で、気付かない内に足裏も硬くなってしまいます。お休み前の足のケア、是非お試しください。