シニア健康情報

左右の肩の高さが違う…が15秒で治せる!?

参加者や利用者さんの左右の肩の高さが違うと気づいたことはありませんか?「ゆがみ」は身体に様々な悪影響を及ぼします。
今回は、肩の高さの左右差を改善する方法をご紹介します。
ゆがみの原因を理解し、普段の生活や運動指導の中に活かしましょう。




 

|体のゆがみを診る3つの視点
 

ゆがみを確認するためには、からだの構造を理解することが大切です。人の体を3つの面から見てみましょう。

① 矢状面(しじょうめん):体を左右対称に切る面
② 前額面(ぜんがくめん):体を前後に切る面
③ 水平面(すいへいめん):床と平行に切る面

様々な面から体のバランスを診ることで、対象者のゆがみを詳細に判断することができ的確なアドバイスを実施することができるようになります。しかし慣れないうちは3面から確認するには時間を要してしまいます。今回は時間をかけず、誰もが瞬時に判るチェック方法をご紹介します。



 

|簡単にできる!肩の高さの違いのチェック法
 



 体のゆがみを見たい方に真っすぐ立っていただき、後ろから左右の肩の高さを比べてみましょう。
上がっている方の肩は、習慣的に片側でカバンを持つなどの日常動作の影響が考えられます。
カバンが落ちないように肩を上げようとして、肩(僧帽筋)が緊張し、背中(広背筋)が緊張(収縮)していることが原因です。
また、一方の肩が上がっている人は体のバランスを取るために、上がっている肩の反対側の脚に体重が掛かっているケースが多くなります。

(例)右肩が上がっている…左足に重心がかかる

このように体の一部がゆがむと他の部位まで影響し、肩の左右差が引き金となり腰痛を引き起こす可能性もあります。


 

【肩の高さをセルフでチェック方法】

 ご自身でチェックする場合には、力まず、普通に立った状態で鏡を見て、左右どちらの肩が上がっているか(下がっているか)を確認して下さい。
鏡を長時間見ていると、無意識のうちに修正してしまう可能性もありますので、短い時間で素早く判断しましょう。


 

|15秒のストレッチで変わる!体のゆがみ解消法
 

ゆがみの改善方法のひとつに、誰でも簡単に実施できるストレッチがあります。今回は、筋肉へのアプローチで、簡単に肩の高さを元に戻す方法をご紹介します。
 ポイントは‘強く引っ張っている筋肉を緩めること‘です。どこの筋肉が過緊張状態なのかを見極めて、その筋肉をリラックスさせれば自然に元に戻ります。

 

■肩の左右差をなくすストレッチ(広背筋)
 


①    椅子もしくは床に座ります。
②    背筋を伸ばし、肩が下がっていた方の腕を上げます。
③    脇腹を伸ばすように体を横に倒していき、体側を15~20秒伸ばします。


[ポイント]
脇腹を伸ばす際に、腕を上げている側のお尻が浮かないように注意して下さい。
肩が痛くて、腕が上げにくい方は、無理に腕を上げようとせず、脇腹を伸ばすだけでも効果が期待できます。

ストレッチ終了後に立って体の歪みをもう一度チェックしてみましょう。
肩の高さとが、床と水平になっているのではないでしょうか?もし、水平になっていなくても、最初よりも水平に近づいていれば体のゆがみ改善成功です。



|まとめ

 ヒトは目線が水平でないとおかしいと感じます。体にゆがみが生じると目線も狂ってしまい、背骨を少しずつゆがませて目線を水平に保つようにします。
その状態を長く続けると、強く引っ張られている筋肉が過緊張の状態になり、痛みの原因になってしまいます。指導者の方は常にご自身や対象者の体をチェックし、その都度リセットする習慣をつけましょう。