シニア健康情報

~実は怖い~『感情の老化』


何となくやる気が出ない、新しい事にチャレンジする事が億劫になる・・・年齢が上がれば、誰しも起こり得る感情(感覚)だと思いますが、実は将来的にうつ病認知症になる可能性があるのです。

●街角インタビューでも

【40代男性】
・若い頃は思ったらすぐに始めようと思ったけど、最近は腰が重くなった。
・映画も見なくなったし、本も読まなくなった。

【70代男性】
・感動する事が無くなった。
・新しいものを若い人に教えてもらうのが面倒になった。

これらは『感情の老化』と捉える事が出来ます。これは早い人であれば40代から始まります。
進行すると『男性更年期障害』となり、放っておくと『うつ・認知症』になる可能性があります。


●感情の老化とは?

こころと体のクリニック院長 和田 秀樹先生(医学博士 精神科医)によると、

感情の老化とは?
・意欲が無くなった。
・感動しなくなった。
・アイデアが湧かない。 等の事を指します。

49歳と57歳の男性を被験者に感情年齢のテストを実施した所
・49歳⇒感情年齢64歳
・57歳⇒感情年齢68歳 という結果となった。

ちなみに49歳男性は『最近仲間で飲みに行かなくなった』57歳男性は以前はラーメンが好きでいろんな所に食べに言っていたが、最近は『食に興味が無くなった』と言っています。


●感情の老化の理由

(1)男性ホルモン(遊離テストステロン)が下がると意欲が落ちる。
・男性更年期障害(LOH症候群):意欲の低下等に加え、疲労感、頭痛等が起こる。
⇒原因としては『ストレス』『睡眠不足』が挙げられます。
※男性10名に睡眠制限をした所、テストステロンが一週間で15%減少した。(睡眠時間6時間以下だと要注意)



(2)前頭葉の働きが悪くなる。

・前頭葉は意欲や創造性、感情の切り替え等を司る。
『会話の量が少ない』事が前頭葉が萎縮し、老化する原因となる。







(3)セロトニンの減少(セロトニンは『幸福ホルモン』と言われる神経伝達物質)

・外出を控える事で、太陽の光を浴びる事が少なくなるとセロトニンが減少する。
※太陽の光を浴びる事で脳内でセロトニンの合成が活発になる。
※セロトニンが減少すると、『不安』『焦り』が起こりやすいだけではなく、『腰痛』等の痛みを感じやすい事もある。(セロトニンが減少すると『うつ病』になる可能性あり)。


●感情の老化チェック

 ・好奇心が減った   ・昔より失敗を引きずる    ・同じ店で買い物しがち
 ・肉をあまり食べない ・会話は同じ仲間ばかり    ・最近イラつく事が多い
 ・新たな事を始めない ・最近感動していない     ・異性への興味が減った
 ・アイデアが浮かびにくくなった

※3つ以上当てはまると感情の老化が始まったと言われます。

映画で泣けるシーンがあったとして、その後涙が止まらない事があると、『感情の老化』が始まったと考えられます。(前頭葉は感情の切り替えも行う)


●感情の老化改善方法
(1)初めての事にチャレンジする。

(2)適度な筋トレで筋肉を付ける。
⇒テストステロンは筋肉をつける時に消費されるホルモンであると共に『筋肉を使うと分泌されます』

(3)肉を積極的に食べる。
⇒セロトニンの原料となるタンパク質が多く含まれています。

※筋力トレーニングを一人で黙々と行っても、会話の量が不足する事で前頭葉の活動レベルが上がらないので、あまり効果的とは言えません。