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今、ある骨が医療や整体の世界で注目 ~距骨~



『距骨(きょこつ)』…聞き慣れない骨だとは思いますが、足と歩行の診療所院長で形成外科医の吉原正貢先生は、「距骨が傾くと足や腰の痛の原因になるばかりか、めまい・頭痛・むくみの原因にもなります」と言われています。

【身体の土台「距骨」】
小さい骨ですが全身のバランスを取る大切な骨です。

元レスリングのオリンピック選手で、現在は総合格闘家の山本美優選手(45歳)もこの距骨を調整してもらい、現在に至っています。数年前から足の裏がすごく疲れるようになって、朝起きて、足を床に着けないくらいの痛みに悩まされていたそうですが、距骨の施術を受けた所、劇的に改善し、膝の調子も整える事が出来たとの事です。
この小さな骨にどんな秘密があるのでしょうか?


●距骨とは?
距骨ケアの第一人者で柔道整復師の志水剛志氏によると、
「距骨はfoot(足)とleg(脚)の間にあり、動作の支点になります。歩行動作等が滑らかなのはこの距骨のおかげです。この距骨の動きがなければ、ロボットのような動きになってしまいます。」との事です。
ただ、体重が掛かって動くので、負担が大きく、誰もがく(歪む)ので、自分の傾き方を理解し(2パターン)日々調整をする事で、身体のバランスを整え、痛みの緩和にも役立ちます。
傾き方によっては、背骨が緊張する為、それに伴う自律神経に影響が出ます。そして、睡眠障害、むくみ、便秘、めまい、うつ、吐き気にも繋がります。



●距骨の傾き方のパターン
①フロントタイプ
つま先重心なり、倒れないようにバランスを取る為後側が緊張する(骨盤も後傾)
⇒肩こり、腰痛、太ももや足裏の痛み、ふくらはぎの痛み、アキレス腱の痛み等が起こりやすい。

②バックタイプ
踵重心になり、前面が緊張する(骨盤が前傾)
⇒肩こり、五十肩、股関節や膝の痛み、スネの痛みやコリがおこりやすい。




●簡単チェック方法
自分がどっちタイプなのかチェックしてみましょう。

1、つま先を正面に向けて、肩幅に足を開いて立ちしゃがみ、踵を着けたまましゃがめるかどうか?

・踵が着かない:フロントタイプ
・踵が着く:バックタイプ







2、正座をした時のつま先の状態をチェック

・つま先が重ならない:フロントタイプ
・つま先が重なる:バックタイプ








3、座って物を書く時の姿勢

・みぞおち辺りが沈んで背中が丸くなる:フロントタイプ
・背筋が伸び、頭だけが落ちる:バックタイプ










●5分で距骨をリセット
大事な事は一日一日きちんとリセットする事!

1.隣り合う指を引き離して戻す。(各指の間を5回ずつ)
2.人差し指と薬指、親指と小指を5回ずつ引き離す。
3.くるぶしの下を指で固定し、足首を左右に10回ずつ回転させる。(回しづらいと感じた方向はさらに10回転)
4.踵を手の平で包み込み手の力で左右に10往復動かす。

距骨が傾いてしまうのは、靴の影響もあります。足に合った靴を選ぶ事は非常に重要です。また、靴は踵を合わせてから、紐を締める習慣も大切です。
私もお客様の身体の痛みを解消する際には、必ず足元を確認しています。足元は唯一地面との接点であり、建物で言うと『基礎』に該当します。ここが歪んでいると、必ず身体に歪が生じてしまいます。